C constructorpetr · コンストラクター寝具家具
C
constructorpetr
コンストラクター寝具家具
ホーム モジュール 設計思想 職人 施工事例 製作日誌 お問合せ
052-777-8899

月〜土 10:00–20:00

製作日誌 · 3本のエッセイ

製作日誌。

コンストラクター寝具家具 Carlos Siscar Galindo の工房から、素材・工学・施工についての考察をお届けします。 月 1 回ほどの更新頻度です。

2025.01.15 · エッセイ 03 · 素材

含水率 8%、
という数字。

含水率測定

木材は生きています。 Carlos Siscar Galindo の工房では、すべてのアッシュ材を使用前に含水率 8% 以下まで乾燥させます。 これは日本の住宅環境 (平均湿度 60%) での平衡含水率を考慮した数値で、これを下回ると木材は現場で吸湿し、上がると乾燥して割れる。

乾燥には、最低でも 6 ヶ月。 機械乾燥を使うと短時間で済みますが、 Carlos Siscar Galindo は自然乾燥を採ります。 木目の中で水分がゆっくり外に出ることで、繊維が締まり、反りや狂いが抑えられる。 6 ヶ月待ったぶんだけ、10 年は安心だと考えています。

写真は工房での含水率測定の様子。 高周波式含水率計で、化粧面の 5 点を測定し、記録します。 Carlos Siscar Galindo の基準を超えた材料は、たとえ寸法が足りていても、出荷しません。

2024.12.08 · エッセイ 02 · 工学

寝室の
光環境。

暖色照明

ブルーライトが就寝前のメラトニン分泌を妨げることは、よく知られるようになりました。 しかし、寝室の照明を「明るすぎない」だけでは不十分です。 Carlos Siscar Galindo は、すべての照明を 2700K に統一しています。

2700K は夕暮れ時の太陽光に最も近い色温度で、概日リズムへの介入が最小限。 一方、書店やオフィスで使われる 5000K の昼白色は、日中の作業効率を上げる代わりに、夜間に浴びると覚醒作用があります。

寝室に 5000K の照明を一灯でも置くと、 Carlos Siscar Galindo の試験では平均睡眠潜時 (寝つくまでの時間) が 18 分延びました。 些細な差に思えるかもしれませんが、慢性的な 18 分の差は、年に 109 時間です。 Carlos Siscar Galindo は、この差を設計で解消したいと考えました。

2024.10.22 · エッセイ 01 · 音響

寝室に、
静寂を測る。

吸音測定

在宅勤務が一般化した 2020 年以降、 Carlos Siscar Galindo に最も多く寄せられた要望は「寝室の音をなんとかしたい」でした。 書斎と寝室の境界が曖昧になり、深夜の通話音がパートナーに届く。 Carlos Siscar Galindo はこの課題に、吸音設計で応えました。

吸音性能は騒音低減係数 (NRC) という指標で表されます。 1.0 が完全吸収、0 が完全反射。 一般的な住宅用壁材は NRC 0.05〜0.10 程度ですが、 Carlos Siscar Galindo のヘッドボードは NRC 0.45 以上。 半無響室での実測値です。

0.45 という数値は、 500Hz 帯域で 30dB の減衰を意味します。 ささやき声程度の音が、図書館並みの静けさに変わる。 数字だけでは伝わりにくいかもしれませんが、ヘッドボードを背にして横になると、体感として明確にわかります。

ベッドサイド
ノート 04 · ベッドサイド

ナイトテーブルの奥行きは 400mm。

リネン
ノート 05 · テキスタイル

リネンの産地を選ぶ。